【Interview】Keratoconus(UK)からHamada EPの謎を追え!【Vol.8】
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
さてさて、2017年も始まりましたが、いつもの様にDigってますと面白いジャケのバンドに出会いました。
ダウンタウンの浜ちゃんが海を越えてイギリスのマスコアバンドのジャケに使われてマジ笑ったwww
— やんち₪JFR (@Yanchi_JFR) 2017年1月10日
浜田EPってなんだよw Hamada The Super Sadistって曲もあるし、しれっと笑ってはいけないのSEも使われてて普通に面白いし内容も良いですw pic.twitter.com/spVmjYlHXy
「ダウンタウンの浜ちゃんがモチーフじゃないですかw」
問題のバンドはUKのマスコア/グラインド"Keratoconus"
それではBandcampで1曲目の"Hamada The Super Sadist"をチェックしてみましょう!
マスってマスね!かっこいいですね!そして最後のオチに普通に笑いマスw
しかし、浜ちゃんって海外でMemeになってたか調べたりもしましたが、どうやら違う様子。
ちなみに小ネタですが、ザブングルの加藤さんはMemeとして海を越えて"Impossibru Guy"として知名度がある事は有名ですね。

さて、どうして浜ちゃんをジャケにしたのか、気になってしまった私はバンドに直接インタビューしました。
今時のバンドにしては珍しくFacebookのPageを持っていないため、時間がかかりましたが、今回Samさんにお話を伺う事に成功。
それでは、少し長いですが是非、最後まで読んでいただけると幸いです。
【以下 ―:やんち,S:Samさん(From Keratoconu )】
―こんにちわ!初めての方も多いと思いますので、まずは自己紹介とバンドの紹介をお願いします。
S:皆さん、こんにちは!私の名前はサム・マッドです。
私はワンマン音楽プロジェクト"Keratoconus"の唯一のメンバーです。
このバンドは2010年にアイデアを集め、スタートしました。
このプロジェクトでは、多くの創造的な闘争と再評価を経て、
2014年にミニアルバム"Inane Living Conditions"をリリースし、
2016年末に今日本で注目されている"The Hamada EP"をリリースしました。
それを経て、今ここでインタビューが行われています。
―どの様な音楽に影響を受けましたか?
S:音楽的には私がその時代その時代に聞いてきたバンドに影響を受けています。
―どんなバンドが挙げられますか?
S:例えば...Brutal Truth, Creation Is Crucifixion, Cryptopsy, Daughters, Dillinger Escape Plan, Discordance Axis, Godflesh, Gorguts, Morbid Angel, Nile, Pig Destroyer,Portalなどが挙げられます。
●Brutal Truth
●Cryptopsy
―なるほど!確かに影響を感じますね!
S:しかし、この影響は視覚的にも概念的にも示されていませんでした。
このプロジェクトのために様々な非観念的な側面を試してたいと考えました。
そのため、珍しいバンド名、誤ったロゴ、ボンゴやカホンを入れたインスト曲、浜田雅功さんを参考にしたジャケットを採用したのです。
総じて言えば、Keratoconusは独学芸術家の始まりであり、メインバンドとは別の独創的なはけ口とも言えます。
―どうして、浜ちゃんのジャケットを採用したのですか?
S:浜田さんの顔をジャケットに使えば、日本の人がいつか気が付くだろうと思いました。
―あぁ!やられた(笑)大成功ですね!
S:1日に10,000人以上がBandcampをチェックしているなんて期待していませんでしたが、あなたのおかげで幸せになれました。
―ははは!良かったですね!どうして浜ちゃんなんですか?
S:数年間、インターネットのファンによって英語で翻訳された動画を通して"ガキの使いやあらへんで"を熱心にチェックしています。
番組の中で、他のメンバーに対する浜田さんのドSで残虐な人格は私にとってユニークだと感じました。
それはエクストリーム・ミュージックを聞く時の様に感じました。
これは"Hamada The Super Sadist"という曲が本質的に影響を受けた事です。
―ふむふむ。ガキの使いって凄いんですね。
(ちなみにVol.6でインタビューしたロシアンマスコア"正∞胞体"のドミトリさんはガキ使で日本語(というか関西弁)を覚えたらしいですw 参照:http://digxdigxdig.blog.fc2.com/blog-entry-616.htm )
S:The Hamada EP"と銘打っているだけでなく、浜田さんの顔を採用した理由は型にはまらないエクストリーム・ミュージックというテーマに合っていると考えました。
ジャケットの浜田さんの顔はガキ使の"考えられへん裁判(Hamada Unthinkable Trial)"のエピソードから採用しています。
この顔はドSという感情を表現するのにピッタシでイケていると感じました。
―なるほど!わかりました。ドSと音楽性を結びつけたジャケットだったんですね!
―今オススメのイギリスのバンドを教えて下さい。
S:私はUKの音楽シーンには追いついていないのですが、すぐに思い浮かぶオススメのバンドがあります。
●Oblivionized(Mathcore/Chaotic)
彼らは昨年解散しましたが、上記の曲はマスコアやカオティックハードコア好きであるなら興味を引く曲だと思います。
Keratoconusも影響を受けているバンドだと言えます。
―おっ!確かにカオティックでかっこいいですね!これはいい!
S:オススメ出来るバンドはさらに2つあり、どちらも先ほど挙げた"Oblivionized"のギタリストが所属しています。
●Employed to Serve(Chaotic Hardcore)
●Regurgitate Life (Brutal Death Metal)
―女性ボーカルカオティックの"Employed to Serve"が特に気になりました。
Norma Jean,Code Orange,Brutality Will Prevail辺りが好きな人にオススメですね。
やはり、オススメのバンドは間違いないですね!是非チェックして頂きたいです。
―バンド以外の活動について教えて下さい。
メディアを分けて実験してきましたが、芸術、特に抽象的なデジタルアートワークを作り出してきました。
ホームページ(http://samanthonymudd.co.uk/)で私のポートフォリオの簡潔なショーケースをチェックする事が出来ます。
―うぉー!むっちゃクールですね!是非チェックを!
―最後に日本の皆さんへメッセージをお願い致します
S:サポートしてくれてありがとうございます!楽しんでいるかどうかにかかわらず、私は人々が示した興味に感謝します。
次の狂ったアイデアを公開するためにさらにチェックしてくれる事を願っています! ^ _ ^
―ありがとうございました!
Keratoconusは下記Bandcampで視聴と投げ銭形式でダウンロードも可能です。
無料でも可能ですが、ちょっとでも良いと思ったら$1からサポートする事が出来ます。
●Keratoconus
【終】